Googleウェブマスターツールの「手動による対策」から再審査をリクエストまでを解説します。
アカウントの作成
まず、再審査をリクエストするためには、Googleウェブマスターツールのアカウントを作成しなければいけません。
ウェブマスターツール(https://www.google.com/webmasters/tools/home?hl=ja)にアクセスします。
アクセスすると、ログイン画面が表示されます。
ログイン画面の下に、「アカウントを作成」という表示があります。こちらをクリックします。
クリックすると、アカウントを作成する画面になります。こちらで作成に必要な情報を入力・選択します。
名前:性と名を分けて入力します。企業で作成する場合は、担当者名。
現在のメールアドレス:新規でGmailアカウントを作成できます。今回は現在使用しているメールアドレスを入力します。
「現在のメールアドレスを使用する」と表示されている箇所をクリックします。クリック後、使用しているメールアドレスを入力します。フリーメールアドレスでも構いません。
パスワードを作成:Googleのアカウントにログインする際に使用するパスワードを設定します。パスワードを設定する際は、パスワード自動生成ツール(http://www.graviness.com/temp/pw_creator/)を使うと便利です。
パスワードを再入力:設定したパスワードを再入力します。
生年月日:出生した生年月日を入力します。月だけは、プルダウンメニューから選択します。
デフォルトのホームページ:Googleのアカウントにログインした際に、デフォルトのGoogleに設定するかどうかを決めます。Googleに設定したくない場合は、チェックボックスのチェックを外します。今回は、チェックを入れて作成します。
ロボットによる登録でないことを証明:ロボットによる自動アカウントの作成ではないことを証明します。画像認証による証明を行うため、画像に表示された文字や数字をフォームに入力します。
画像認証をランダムで表示させたい場合は、テキストを入力するフォームの横にある「矢印」ボタンをクリックします。テキストで入力しやすいものに変更することができます。
「音声」ボタンをクリックすると、画像認証で表示された文字や数字が音声で再生されます。
「?」ボタンをクリックすると、「reCAPTCHA(画像認証)についてのヘルプ(https://support.google.com/recaptcha/?hl=ja)」へ移動します。ヘルプページは英語表記になっていますので、翻訳ツールを使われると良いです。
この確認をスキップしますにチェックを入れると、画像認証がスキップされます。ただし、電話による確認があります。
国/地域:現在住んでいる国・地域を設定します。デフォルトで日本になっています。
Googleの利用規約(https://www.google.co.jp/intl/ja/policies/terms/regional.html)とプライバシーポリシー(https://www.google.co.jp/intl/ja/policies/privacy/)に同意します:同意する場合はチェックボックスにチェックを入れます。
情報の入力が完了しましたら、最後に「次のステップ」ボタンをクリックします。
クリックすると、「メールアドレスの確認」と表示されます。確認メールが作成時に使用したメールアドレスに送信されました。
メールクライアントソフトなどで、メールを確認してみると、「Google によるメール アドレスの確認」というタイトルでメールが届いています。
https://accounts.google.com/VEH?c=○○○○&hl=ja&service=sitemaps
メールには、上記のURLが表示されています。メールアドレス確認のため、こちらをクリックします。
クリックすると、Googleアカウントの作成が完了します。
ログインからウェブサイトの追加
・ログイン
アカウントの作成が完了しましたので、ウェブマスターツール(https://www.google.com/webmasters/tools/home?hl=ja)にアクセスします。
アクセスすると、ログイン画面になります。こちらでアカウントの作成時に使用したメールアドレスと、設定したパスワードを入力します。
入力後、「ログイン」ボタンをクリックします。
クリックすると、ウェブマスターツールへのログインが完了します。
・ウェブサイトの追加
再審査をリクエストするためには、ウェブマスターツールにウェブサイトを追加しなければなりません。
追加するためには、
新規アカウントを作成した直後に、ログインしたウェブマスターツールの中央に表示されている「www.example.com」と表示されている入力フォームに、追加したウェブサイトのURLを入力します。
入力後、「サイトを追加」ボタンをクリックします。
(おすすめの方法:HTMLファイルをアップロード)
クリックすると、追加するウェブサイトの所有権を確認する画面になります。デフォルトではおすすめの方法が表示されます。
「おすすめの方法」と表示された右側の「別の方法」をクリックすると、別の方法として、
・HTMLタグ
メタタグをウェブサイトに追加します。
・ドメイン名プロバイダ
ドメインレジストラか、プロバイダ名を選択し、証明できる DNSレコード等を設定します。
・Googleアナリティクス
既に利用しているGoogle アナリティクス アカウントで、非同期トラッキング コード(https://support.google.com/analytics/answer/1008080?hl=ja)をウェブサイトに追加します。
追加することで、ウェブマスターツールにウェブサイトが追加されます。
・Googleタグマネージャ
既に利用しているGoogleタグマネージャ(https://www.google.co.jp/tagmanager/)で、コンテナ スニペット(https://support.google.com/webmasters/answer/3187581?hl=ja)を使用し、追加します。
上記の方法があります。
今回はおすすめの方法で、ウェブサイトの所有権を確認します。
まず、この「HTML確認ファイル」という表示をクリックします。クリックすると、ファイルのダウンロードが開始されます。
ローカル上に、ファイルを保存します。
(環境は、Windows8)
保存されたHTML確認ファイルを確認します。このファイルを、FTPクライアントソフトを利用し、ウェブサイトのサーバーに接続。接続後、アップロードします。
FTPクライアントソフトはネット上で公開されている無料配布のもので対応できます。
今回は、無料FTPクライアントFileZilla(ファイルジラ)を利用します。ダウンロードはこちら(http://sourceforge.jp/projects/filezilla/)
FileZillaをダウンロードし、Lhaplusといった解凍ソフトで解凍します。
解凍したフォルダの中の「filezilla.exe」を起動させます。
FileZilla起動後、左上にある「ファイル」から「サイトマネージャ」をクリックします。
クリックするとサイトマネージャが表示されます。今回はエントリに新しいサイトを追加して、サーバーに接続しますので、左下の「新しいサイト」をクリックします。
クリックすると、エントリに新しいサイトが追加されます。右側にホスト名やユーザー・パスワードといった情報を入力します。
サーバーに接続するためのFTPアカウント情報は、レンタルサーバーなどを契約された際に発行されています。発行されていない場合は、各サーバー会社などにお問い合わせください。
サーバーのFTPアカウント情報を入力後、「接続」ボタンをクリックします。
クリックすると、サーバーへの接続が完了します。
接続が完了後、HTML確認ファイルを接続したサーバー内にドラッグ・アンド・ドロップでファイルをアップロードします。
アップロードが完了すると、サーバー内にHTML確認ファイルが表示されます。
正しくアップロードされているか確認するために、所有権を確認する方法で表示されているURLにウェブブラウザでアクセスします。
(GoogleChromeでの確認)
アクセスすると、「google-site-verification:」と表示されれば、正しくアップロードされています。
HTML確認ファイルが正しくアップロードされていることを確認した後は、所有権の確認画面に戻ります。
「確認」ボタンをクリックします。
クリックすると、「○○○(追加するウェブサイト)の所有権が確認されました。」と表示されます。この画面で「続行」をクリックします。
これでウェブマスターツールにウェブサイトが追加されます。
再審査をリクエストする
手動による対策が適用され、再審査をリクエストする場合は、
追加されたウェブサイトを選択し、ダッシュボードから「検索トラフィック」をクリックします。
クリックすると、プルダウンメニューが表示されます。このメニューから「手動による対策」をクリックします。
クリックすると、手動による対策が適用されている場合は、理由や対象が表示されています。
理由の下にある「再審査をリクエスト」をクリックします。
クリックすると、「再審査をリクエスト」というポップアップが表示されます。
表示された問題についてどのように対処されたか、経緯など関連情報も含めてお知らせください。
サイトのハッキングされている場合は、ハッキングされたサイトのトラブルシューティングを使用して、ハッキングされたすべてのコンテンツを確実に削除してください。ハッキングされたサイトのトラブルシューティング:https://support.google.com/webmasters/troubleshooter/6155978?utm_source=WMT
このように表示されています。入力フォームに、手動による対策が適用された問題についてどのように対処されたのか詳細に書きます。
記入した後は、「サイトが現在はGoogleのウェブマスター向けガイドラインに違反していないことを確認しました。」という内容に同意するため、チェックを入れます。
チェックを入れた後は、「再審査をリクエスト」ボタンをクリックします。
クリック後、Googleに再審査がリクエスト送信されます。これで再審査のリクエストは完了です。
送信後のメッセージ
送信後、追加したウェブサイトのダッシュボードの「メッセージ」を確認すると、「Reconsideration request for http://○○○.○○○/(追加したウェブサイト)」というタイトルのメッセージが届きます。
We’ve received a request from a site owner to reconsider how we index the following site: http://○○○.○○○/(追加したウェブサイト)
サイトの所有者からのリクエストが送信。
We’ll review the site. If we find that it’s no longer in violation of our Webmaster Guidelines, we’ll reconsider our indexing of the site. Please allow several weeks for the reconsideration request. We do review all requests, but unfortunately we can’t reply individually to each request.
Webmaster Guidelines:https://support.google.com/webmasters/answer/35769?hl=ja&utm_source=wnc_17302&utm_term=link_2&utm_content=uns_b61a941d79000000&utm_campaign=t_1430660989509000&utm_medium=mc
私(Google)が送信されたサイトを確認。Googleのガイドラインに違反していない場合は、インデックスを再検討する。再審査リクエストには数週間かかります。リクエストに対して、個別に返信することはできません。
For reference, here is the full text of the original reconsideration request that was submitted for your site: 送信した内容(全文)
参考のために、送信により提出されたリクエストの内容(全文)は次の通りです。
提出したリクエストの内容が確認できます。
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