垂直統合型(Vertical Integration Model) – ビジネスモデル

垂直統合型(Vertical Integration Model)について解説しています。

垂直統合型のビジネスモデルは英語で「Vertical Integration Model」、または「Vertically Integrated Business Model」と言われています。

垂直統合とは、製品やサービスを供給するためのバリューチェーンに沿って、付加価値の源泉となる工程を取り込むことをいいます。具体的には、価値提供のプロセスすべてをグループ企業で組織する形態のビジネスモデル。例えばメーカーであれば、商品の企画・開発から製造・流通・販売までの一連の流れ(サプライチェーン)において、必要な工程の全てをグループ企業で行います。

垂直統合の目的は、サプライチェーンの機能強化による競争力の向上です。また、新規市場の開拓を目的に、M&Aなどによって垂直統合を実現させることもあります。

垂直統合のメリットとしては、以下のような点が挙げられます。

1.サプライチェーン全体のコストを削減できる
2.競争力を強化できる
3.新規市場の開拓に繋がる

一方で、垂直統合には以下のようなデメリットも存在します。

1.組織が拡大し、大きな決定が難しくなる
2.専門性が希薄になるおそれがある
3.かえってコストが大きくなる場合がある

 

経営
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