今回は、Google検索で「手動による対策」が適用された意味を理解しているかについてです。
Googleウェブマスターツールの「検索トラフィック」から「手動による対策」が確認できます。
「手動による対策」が適用されると、上記のようなメッセージが表示されます。
私はこれまで数十サイト、不自然なリンクに対して適用された対策を取り消してきましたが、担当したサイトの管理者などの中に、「掲載順位が下がり、お問い合わせ数や収益が減って、大変だからどうにかして欲しい(泣)」といったようなことを言われる方がいます。
このような方の立場では、検索結果での掲載順位が下がり、収益なども下がり、私たちは大きな被害を受けた被害者であり、Googleは加害者のようなことになります。
しかし、「手動による対策」が適用されるということは、Google検索に対して害を加えようとしたため、適用されたものです。つまり、Googleは加害者ではなく、被害者ということになります。本当に泣きたいのは、Google。
Google検索は、Google社のものであり、それ以外の誰のものでもありません。これが逸れてしまうと、「検索エンジンは俺の庭」などといったことになります。
検索結果は自由に何でもして良いように見えて、実はそうではないです。
自由(じゆう、英: freedom, liberty)とは、他のものから拘束・支配を受けないで、自己自身の本性に従うことをいう。

他人のものをスパム行為で、変えようとすれば、警告される、もしくは怒られるのは当然の結果です。警告されようにするのは、Googleのガイドラインに”あわせる”ことが必要です。
手動によるスパム対策を取り消すことは、サイトの管理者を”更正”させることだと、私は考えています。
更正とは、
改めて正しくすること。まちがいを直すこと。

ただ、管理者といっても、管理しているのが、経営者なのか、WEB担当者なのか、今置かれている立場などによっては、更正させるのが困難になる場合もあります。
世の中には、多くのウェブマスターツールに届いた手動による対策を取り消すサービスがあります。中には、不自然なリンクに対して適用された手動対策を取り消して、再び不自然なリンクと判断されそうなリンク、いわばスパムリンクをギリギリのラインで施策し、掲載順位を元に戻す(上昇させる)サービスもあります。
しかし、このようなサービスは、本当の意味での手動によるスパム対策の取り消し、更正させてはいないと考えています。現状は何も変わっていない。
なぜ、手動による対策が適用されてしまったのかをじゅうぶんに理解して、”適切な対処”をして頂くようにお願い致します。
これを読んで耳がいたくなる、説教くさく感じる方もいるかもしれませんが、今おこっていることをしっかりとうけとめてください。
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[…] 対策」が適用された意味を本当に理解しているか。 情報元: UMA https://www.kazuuu.net/archives/2944 […]