Googleドライブを使用しての手動によるスパム対策の取り消し例
Googleウェブマスターツール上で2013年5月30日に外部からの不自然なリンクを検出したという内容のメッセージが届き、9月10日に手動によるスパム対策が取り消されました。
解除するまでに5回再審査をリクエストし3ヶ月ほどかかり、Googleウェブマスターツールでダウンロードできるサンプルリンク総数は2500ほどでした。(今現在はGoogleのペナルティ解除を専業しているわけではありません)
最初にリンク精査を行なった結果では、某SEO業者のリンクが不自然なリンクだと判断してリンクを削除してもらい、どこのSEO業者(業者名、サイトURL)なのか、そしてちゃんとリンクを削除したサテライトサイトのURLを記載して再審査リクエストを送りました。
しかし、依然として不自然なリンクが残っているという内容のメッセージが届き、リンク精査→リンク削除、もしくは否認→再審査リクエスト→リンク精査→リンク削除、もしくは否認→再審査リクエストといった具合に繰り返しリンク精査を行っていると、
上記のように、ほとんど同じ単一キーワードのアンカーテキスト(警告の届いているサイトへのリンク)が設置されたブログ記事が複数存在していることに気がつきました。(ほとんどが無料ブログの記事)
これは怪しいと数カ月前に更新されたウェブマスターツールヘルプの「リンクプログラム」を見てみると、
他のサイトに配布される記事やプレス リリース内の最適化されたアンカー テキスト リンク。
このような項目が追加されており、これらのブログ記事が不自然なリンクとして判断されて警告メッセージが届いたのではないかと考え、配信した運営会社がどこなのか調査しブログ記事を削除できないかということをサイトから問い合わせをしてみました。
すると、メールで返答が返ってきて内容を読んでみるとブログ記事を削除する場合は有料になってしまうとのこと。さらに100%ブログ記事が削除される保証はないというものでした。
100%削除されないが、上で紹介したブログ記事がある程度削除されなければ解除できないのではないかと思い、お金を払ってでもブログ記事を削除する方もいるでしょうが、Google ウェブマスター向け公式ブログの中で公開された記事に、
リンク操作のために、登録型ディレクトリやブログ ネットワークを利用していた場合、そうしたサイトの中にはリンクの削除を依頼しても対応してくれない場合がまれにあることも認識しています。もしそうした サイトからリンクの削除に対して費用を請求された場合、再審査リクエストの中で詳細に Google にご報告ください。
上記のようなことが書かれており、運営会社から送られてきたブログ記事削除が有料になってしまうことや100%ブログ記事が削除されないことが書かれたメールをGoogleドライブでドキュメントを作り、メール内容をそのまま貼り付けて、再審査リクエストを送る際に「このようなメールが返ってきており、ブログ記事削除は有料で100%削除される保証もないため、否認ツールを使い否認しました」と書き再審査をリクエストしました。
(※Googleドライブでドキュメントを作って再審査リクエストを送る際は、
ドキュメント等の右上に画面にある水色の「共有」ボタンをクリックします。
クリックすると「共有設定」になりますので「アクセスできるユーザー」の「限定公開-下記のユーザーだけがアクセスできます」の隣に「変更」という文字があり、こちらをクリックします。
クリックすると「公開設定オプション」の中に「リンクを知っている全員」という項目があり、こちらを選択し、最後に保存をクリックします。
すると「共有設定」の最初の画面に戻り「アクセスできるユーザー」が「リンクを知っている全員が閲覧できます。」という表示に変わっていることを確認し、「共有するリンク」をコピーして再審査リクエストを送る際にリンクを記載します。)
し かし、否認ツールだけでは不十分ではないかと考え念の為にブログのコメントにリンク削除依頼、もしくは一部の無料ブログサービスでは利用者同士でメッセー ジ交換ができる機能が備わっているのでペナルティ解除のために新規ブログアカウントを作りリンク削除のメッセージを送りました。ちなみにこのリンク削除の ためにとった行動もGoogleドライブのスプレッドシートなどで詳細にまとめて共有化して再審査リクエストを送る際にリンクを掲載しておくと良いです。
も ちろん、ほとんど同じ単一キーワードのアンカーテキストが設置されたブログ記事以外にも不自然であると判断できるリンクはリンク削除依頼や否認を行い、こ れらもGoogleドライブのスプレッドシートなどで詳細にまとめて共有化して再審査リクエストを送る際にリンクを掲載しておきました。
今 回警告メッセージが届いた主な原因と考えられる、ほとんど同じ単一キーワードのアンカーテキストが設置されたブログ記事は、配信した運営会社が行っている プレスリリース配信サービスのオプションを利用すると配信されるもので、「SEO効果」を謳っているものではなくお客様の商品・サービスへの認知度向上や アクセスアップなどが見込めるものです。
しかし、このオプションを利用するとnofollow属性が付かないリンクが設置されたブログ記事が配信されてしまうわけで、知らず知らずにGoogleから警告メッセージが届いてしまう場合もあるではないかと思いました。
なので、こういったサービスやオプションを利用する場合は注意が必要であり、利用される方は予めSEOの知識も知っておくべきです。運営会社の方でもnofollow属性を付くようにして欲しいところではあります。
最後に今回は4回目の再審査をリクエストした後に、
ガイドラインに違反しているURLの例を頂くことができました。URLの例を頂くことができればリンク精査も少し楽になると思います。
※あくまで参考としてお読みください。
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