今回は、Googleウェブマスターツールの「インデックスに登録されたページの総数」とサイトマップの「インデックスに登録済み」に差が生じている場合についてです。
Googleウェブマスターツールにログインし、登録しているウェブサイトをクリックすると、
サイトのダッシュボードが表示されます。ダッシュボードから「Googleインデックス」から「インデックスステータス」をクリックすると、上記の画面になります。
この画面で「インデックスに登録されたページの総数」が表示されます。
この「インデックスに登録されたページの総数」と、サイトのダッシュボードで「クロール」の「サイトマップ」から確認できる「インデックスに登録済み」の数と差がある(異なっている)場合があります。
この「インデックスに登録されたページの総数」と「インデックスに登録済み」の数はなぜ差が生じてしまうのでしょうか。
インデックスに登録されたページの総数
ウェブマスターツールの「インデックスステータス」で確認できる「インデックスに登録されたページの総数」は、クロール済みのURLの数よりも少なくなります。
数が少なくなってしまうのは、クロールしても、Google側がページが重複している、canonical属性が使われていない、重要ではない、noindexタグが含まれていると判断した場合は、「インデックスに登録されたページの総数」に含まれないからです。
つまり、Googlebotがクロールしても、必ずしも全てのページがインデックスに登録されるものではないということです。
必ずしも全てのページがインデックスされるわけではないため、「インデックスに登録されたページの総数」とサイトマップの「インデックスに登録済み」で、ある程度差が生じていても問題はないです。
robots.txt ファイルでブロックしている場合
robots.txtでクロールを拒否している、ブロックしている場合は、
ウェブマスターツールの「インデックスステータス」で「詳細」をクリックします。
クリックすると、「ロボットによりブロック済み」のところにブロックしているURLの総数が表示されます。
サイトマップでの「インデックスに登録済み」
ウェブマスターツールの「サイトマップ」で確認できる「インデックスに登録済み」も、サイトマップでGoogle側へウェブページを送信したからといって、全てのページがインデックスに登録されるものではありません。
Google側が、URLをクロールした上で重要ではないなどと判断した場合は、インデックスされません。
サイトマップで送信したウェブページ数よりも、「インデックスに登録されたページの総数」が多い場合は、重複しているコンテンツや自動生成されたページが存在しているなどで問題があるか、ハッキングされている恐れがあります。
あまりにも差が生じている場合
多少な差が生じていても、問題はありませんが、あまりにも差が生じている場合は、以下の原因が考えられます。
・ウェブマスターツールの「インデックスステータス」で確認できる「インデックスに登録されたページの総数」の反映が遅い。
・ウェブマスターツールのサイトマップでの「インデックスに登録済み」数の反映が遅い。
・現在使用しているサーバーがダウンしている、もしくは過度な負荷をかけてクロールができなくなっている。
・重複しているコンテンツや自動生成されたページが存在している。また、サイトマップで記述したウェブページ以外のページが存在している。
差が生じているからといって、検索順位に影響を及ぼすか
ウェブマスターツールの「インデックスに登録されたページの総数」と「インデックスに登録済み」に差が生じた場合、検索順位に影響を及ぼすのかについてですが、Google がサイトを定期的にクロールした際に、ちゃんとアクセスできるのであれば問題はないです。
ただ、「インデックスに登録されたページの総数」や「インデックスに登録済み」は、あくまでインデックスに登録されただけであって、本当に検索者に対して有益なのかといったことを考えて、ページを改善していく必要も出てきます。
あとは検索者に対して、不快な思いをさせないように、サイト上の重複コンテンツ、不要と判断できるコンテンツなどが存在していた場合は、canonicalでURLの正規化や、noindexタグを使用するなどの対処を行いましょう。
最後に
ウェブマスターツールの「インデックスに登録されたページの総数」とサイトマップの「インデックスに登録済み」に差が生じて、気にしておられる方もいますので、参考になれば幸いです。
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[…] タグを使用するなどの対処を行いましょう。 [紹介元] Googleウェブマスターツールの「インデックスに登録されたページの総数」とサイトマップの「インデックスに登録済み」の差 | UMA […]